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土の中にいるあの子はもう腐った頃だろうか?
早く腐ってしまえばいい。土になって、草木になってしまえばいい。

子どもの頃から幾度か経験してきたけれど、未だに動物との別れから立ち直る方法はわからないままだ。ただ時間だけが味方なのだなぁ。
夜寝ている時にふとあの、じゃぁじゃぁと言う変な鳴き声が聞こえた気がしてだらだらと涙が出た。一緒に暮したのはたった半年だ。姉が旅していた間、うちで過ごしただけだ。でも確かに家族だったんだよなぁ。

姉が帰国し、私が出張している間に連れて帰った。
いつでも会えると思っていたのだけれど。
また、姉が旅に出たらうちにおいでと言っていたのにね。
たろちゃんが私の部屋で過ごすようになってから全然私のベッドで寝なくなっていたマオが、たろちゃんが死んだ日、久しぶりに私のベッドに来て一緒に寝た。あの子が死んだことを理解しているのだろうか?偶然かもしれない。わからないけれど。動物は、死の気配に敏感だ。
たろちゃんは私に寄り添って寝た。マオは体半分を私の足の上に乗せて寝る。マオの重みがなんだか悲しくてまた泣く。

私は一緒に暮らした動物たちの亡骸を見たことがない。いつも私が学校や仕事でいない時で、私はあの子たちが埋められた地面に向かって手を合わせるだけだ。
縁が薄いのかもしれない。
しばらくすれば庭に埋めたあの子の上の土がボコッとへこむだろう。土に帰るのだ。そうしたら、土を足して、花を植えてあげようと思う。

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